第5話【自分との対話】
元プロサッカー選手の鈴木啓太氏のYOUTUBEにて、同じく元プロサッカー選手で現東大サッカー部監督の林陵平氏と行われた対談を見て、学ぶことがあったので書くに至る。
中学時代補欠ながらその後、名門明治大学のエース、プロサッカー選手になれた要因として林さんは『自分との対話』を挙げた。
大学時代、なかなか出場機会に恵まれず、このままじゃ絶対プロになれないと、
自分自身を見つめ直し、栄養学・食事を改善することで、身体のパフォーマンスが向上し、安定したプレーに繋がったという。
僕はこれを見て聞いて、やはり人が成長する、変わる条件として、自分を理解することが一番重要だと感じた。
どんな一流の考え方や行動を取り入れたところで、現実の自分を通っていなければ意味がない。
なぜなら、目的も性格も適性も体力も筋力も環境も同じ人は誰一人いないから。
お前に足りないのはこれだ。これを欠かさず毎日やれ。と言われても、自分がピンと来ていなければ、ただやるだけになる。それでは身につかない。
ある程度大人であれば、長年のクセや習慣を変えるのは本当に面倒この上ない。
他人からもたらされるものであれば、自分を変えることなど出来ない。
ある人がカリスマに影響されるのは、そのカリスマが直に働きかけているのではない。
その人の心が反応し、その人自身を変えるのだ。
仕事、人間関係、恋愛、メディアやエンターテインメントなど全ては、自分の心が反応することからはじまる。自分たちはその影響を受ける。
自分自身の心を制していれば、自分の取るべき未来を選択できるはず。
逆に自分自身の心を制していなければ、何も決めれずに周りに流されては、その瞬間の快楽の奴隷になる。
『自分との対話』が自分の状況を善くする唯一の突破口だと、強く感じている。