第6話【魔法の言葉】
自分の殻を破り、新しきを理解し、成長できる。そのキッカケになる魔法の言葉がある。
『あの人は何であんなに出来るのだろう』
僕は考えるのが面倒と感じるたちで、問題点や原因と向き合い、対策を講じるなんて、本当に苦手なのだが、この感情になったときだけ、内面から湧いてくる小さな意欲を感じている。
ただ漠然と、あんなふうに変わりたい。本気でやりたい。では、行動につながらない。
自身を正しく成長させる為、どんなことを明らかにしていけばいいのか。分けて考えてみた。
- あの人
- 何で
- あんなに
- 出来るのだろう
1の「あの人」は「対象」である。まず対象物をはっきりさせる。
2の「何で」は「理由」だ。要因に対して疑問を持たねばならない。
3の「あんなに」は「量」だ。自分との差、違いを把握している。
4の「出来る」は「状態」だ。自分に望む状態がそれだ。
つまり、僕は
- 対象
- 理由
- 量
- 状態
が明確な時に、力を出せる可能性が高いということが分かった。